とある魔術の禁書目録 8

禁書目録』シリーズ最新刊。
今回の主役は、テレポート娘・白井黒子。ビリビリ娘こと先輩の御坂美琴に心酔している彼女が風紀委員として、何者かに奪われた学園のキャリーケースを取り戻すために戦うお話です。
当麻が主役じゃないと言う時点で、奴が好きじゃない自分としては好印象。面白かったです。互いに互いの事を心配するが故に、お互い真実を告げないままに行動する、黒子と御坂の2人が非常に熱い。この展開は、お互い信頼しあっていればこそ出来るよなぁ。ハッキリとした動機に基づいて行動するキャラ達が繰り広げる、熱い展開はホント良いです。当麻もこのぐらい目的がハッキリとしていれば良いのに。
しかし御坂妹も最終信号も一方通行も出てきたのは良いけど、あんまり活躍してなかったのが非常に残念。御坂も話の中心に居たとは言え、メインは黒子だったからなー。一方通行が5巻のような活躍をしてくれると少し期待していたのですが...。
と言う訳で、普通に満足な1冊でした。次の巻では、また当麻が主役に戻ってしまうのかなぁ。