A君(17)の戦争 7

新装版7巻。
ランバルト軍が圧倒的な兵力に物言わせて、魔王領首都へと進軍を開始する。迎え撃つ魔王領軍の兵力はランバルトの4分の1。絶望的な状況下、果たして剛士は勝つ事が出来るのか...。
こんな感じ。6巻から半年後のお話です。前巻で首都機能の殆ど麻痺させられたランバルトですが、半年の間に体制を立て直し、魔王領へと進撃。魔王領も半年の間に侵略に対する準備を整えて待ち構えていて...と言う展開なのですが、なんか話が全然進んでないと思ったのは自分だけでしょうか。
簡単に内容を書けば、戦争の準備が整った→ランバルト軍進撃→魔王領手前でちょっと一戦 と言うだけ。随所にて戦争に関する薀蓄が大量に入っているためですかね。本の厚さに対して話の展開が遅い気がします。正直、戦争に関する薀蓄なんぞをツラツラと書かれるよりも、サクサクと話が進んだ方が100倍嬉しいのですが...。
しかし、ラストで剛士が行った演説シーンは素晴らしかった。奇麗事を並べて魔王領に住む人々の士気を高める事に苦悩しながらも、生き残るために演説する姿は非常に熱い。次の巻から本格的な激戦が起こるようなので、士気の上がった魔王領軍と共に剛士がどんな作戦を持って対抗するのか楽しみです。