ハウルの動く城

と言うわけで見てきました。魔女の呪いで少女から老人へと姿を変えられたソフィーが、魔法使い・ハウルの城に辿り着く所から話が始まります。
極端に酷かったと言う事も無く、極端に良かったと言うことも無く。それなりに楽しめたかな? と言うのが正直な感想。ただ、もうちょっと説明があっても良いんじゃないかなぁ。原作がどの程度の分量なのか把握していないのですが、結構急いでいる印象を受けました。大体は想像で補えるんですが、それでもなー。分かりにくい。どうしてハウルとソフィーがお互いに惹かれあっていくのかが、結構端折られてる気が...。恋愛物(だよね? これ)で過程省いてどーすんのさ。まぁ童話なんで、と言われればそれまでなんですけどね。
他にも戦争周りの話とか、サリマンが何をしたかったのかって辺りも良く分からなかったし。細かい所で理解できない部分が多々。気になるんだったら、原作読めって事なんですかね。
良かったなーと思うのは、ソフィーの外見に対する演出。これを本で完璧に再現するのは、まず無理だと思う。まぁ『はてしない物語』を拡張して、本文を超多色刷りにすれば不可能ではないかもしれないけど...。敢えて魔女の呪いの解き方には触れず、ああいった形で示すのは上手いなぁと。後、個人的にお気に入りなのはカルシファー。もしくはラスト付近のソフィー。カルシファーは家に欲しいね。
んで。ハウル役の木村拓哉が予想以上に良かったのには驚かされました。最初キャスト見たときは、グダグダなんじゃないかと心配したものですが...全編通して、違和感が殆どなかったのにはビックリ。また、美輪明宏もハマリ役だったし、カルシファーマルクルなんかもピッタリな声でした。
それに対して、ソフィー役の倍賞千恵子はちょっとだけ苦しい感じが。最初、若いソフィーの声を聞いたときは、「なんかおばさんっぽい喋り方だ」と結構違和感が。しかし、ソフィーがお婆さんになってからは素晴らしかったです。もう少し若いときの演技、と言うか声質が何とかなれば、より素晴らしかったんですが...流石に望みすぎか。ソフィーという役は、18の少女〜90のお婆さんと言う、ある意味両極端な演技が必要とされるわけで。どっちの役も違和感なく演じるのは非常に難しいんでしょうね。
こんな感じの作品でした。個人的にはやはり、もうちょっと分かりやすいと良かったと思う。ま、この辺は見る人次第だと思いますが。